クラッチ交換
実際に分解してみて磨耗度をチェックしたら、
別に交換の必要もなかったのですが、
遠心クラッチを分解して仕組みとかよく見てみたかったし、
どうせなら、交換して新車の時とどれぐらい違ったかを確認する意味でも、
やってみることにしました。

結局、交換した部品は、「オイルポンプ交換」とあわせて、
次の写真のとおりです。

準備する特殊な工具は次のとおりです。
- ロックナットレンチ24mm
- プーリーホルダー
- 電動インパクトドライバ
R.クランクケースの外し方とアウタクラッチカバーの外し方は、
「オイルストレーナー、オイルフィルタローター清掃」を参照。
アウタクラッチカバーを外したら、
クランクシャフトからクラッチを外します。
まずは、ロックナットに爪がひっかかっている14mmロックワッシャーの
爪をマイナスドライバーで起こします。
このロックワッシャーは再使用不可部品です。

つぎにこのロックナットをロックナットレンチではずして、
ロックワッシャーBを取り外せば、
クラッチをとりはずすことができます。

ロックナットを外すときは、このようにプーリホルダーでクラッチが
回転しないように固定して、ロックナットレンチを
電動インパクトドライバに取り付けて、ロックナットを外します。
電動インパクトドライバを使わないとちょっとぼくには外せませんでした。
ちなみに組立時は42N・mで締め付けます。
ロックナット等が外れたら、プーリホルダーをはずして、
クラッチは意外に重いので、両手でしっかり持って外します。
セットリングをマイナスドライバー等で外します。

クラッチプレートBを外します。

クラッチディスクAを外します。

クラッチディスクBを外します。

クラッチディスクAとクラッチプレートAと
ドライブギアアウタとクラッチセンタとフリースプリングを外します。

で、こうなります。

マイナスドライバーやラジオペンチを使用して
クラッチアウターからダンパスプリングを4箇所外します。

ネジとストッパワッシャを4箇所取り外して、ドライブプレートASSYを
取り外して、クラッチスプリングも外します。
ネジを取り付けるときは、対角に数回にわけて6N・mで締め付ける。

こんな感じになります。

クラッチウエイトも取り外したい場合は、クラッチウエイトストッパリングを
取り外します。
これでクラッチの分解が終了です。
組立の注意点は、次のとおりです。
- 異物をしっかり清掃する。
- それぞれのプレートやディスクにはエンジンオイルを塗布する。
- ダンパスプリングをクラッチアウタの中に落とさないようにする。
- プライマリドライブギアとクラッチセンタガイドとクランクシャフトにはエンジンオイルを塗布すること。
- オイルが通る穴をふさがないように注意すること。
1)クラッチセンタガイド
2)ドライブプレートASSY

- ロックワッシャBはOUTSIDEマークを外に向けて取り付ける。
- 新品の14mmロックワッシャの爪をロックナットの溝に折り曲げる。
- クラッチプレートBの面取り側をクラッチディスクAに向ける。
今回は、スプリング類をすべて交換しました。
- クラッチスプリング
- フリースプリング
- ダンパスプリング
クラッチディスクとクラッチプレートも交換しました。
- クラッチプレートA
- クラッチディスクA×2
- クラッチディスクB
- クラッチプレートB
交換してから20kmぐらいは、なんだか違和感がありましたが、
あたりがついてきたのか、エンジンオイルがしっかりと回ったのか、
それ以後はカッチリとした感じで、いいフィーリングになりました。
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